シャトルは低く、ラリーは速く。日本ユニシス上田拓馬。

今回、取り上げる選手はバドミントン男子シングルス上田拓馬選手(28歳、日本ユニシス所属)です。
今バドミントン男子シングルス日本代表は、桃田賢斗選手が復調途上のため群雄割拠の状態になっています。

ただ本来なら桃田賢斗選手がいたとしても、上田選手は本来は代表のエースとして頑張れる選手と言われていました。
2014年のトマス杯では団体戦世界一のメンバーとして活躍していましたがしばらく不振に喘ぎ現在に至っています。

今年度のランキングサーキット決勝で桃田賢斗選手と死闘を繰り広げました。
この試合では、上田拓馬選手本来のラリーができた故に大熱戦となりました。

本来の低いドライブからの攻めからの最後スマッシュで決めきる、低いラリーをすることで相手が我慢できず簡単にかけてしまう球を打ち切る。
まるでダブルスのようなプレイをひとりでしている。
故に負担が大きく不振が続いているのかもしれませんが、まさに上田拓馬ならではのバドミントンを展開していました。

残念ながらファイナルセットでこの試合を落としてしまいましたが、それでも今度こそ復調のきっかけをつかんだと思います。
上田拓馬選手は年齢が今で28と東京オリンピックの時点ではピーク過ぎてしまっているかもしれませんが、若い世代の代表への壁となってまでも立ちはだかっていてもらいたいものです。

ここにも(元)中学生が!バドミントン奈良岡功大選手(青森浪岡中3年)。

最近、中学生が熱いらしい。卓球の張本選手や将棋の藤井聡太四段など・・新世代の活躍はそれぞれの競技を盛り上げます。
バドミントンの場合、体力の経験がものを言う分なかなか(特に男子は)若い世代が上の世代を蹴散らすことは少なかったのですが、その可能性を秘めた選手がいます。
奈良岡功大選手、現在高校一年生です。

奈良岡功大選手は同世代ではまさに敵は無しです。
全中三連覇を成し遂げ、全日本総合では本戦出場。
バドミントン界では、奈良岡功大選手はスーパー中学生と言われてました。
ただその時は、まだ日本代表クラスにはなかなか勝負になってはいませんでした。

しかし、高校一年生になったランキングサーキットでは、日本代表クラスの選手に互角の戦いを繰り広げ、上田拓馬選手に負けたもののベスト4。
もう日本代表Aも時間の問題といえます。

中学生から高校生になり、身長(これもバドミントンで若手が台頭しにくい理由です。ネットあるので)が伸びた事で、スマッシュが決まりやすくなり、中学生から磨いたフェイントで相手に甘い球を上げさせてスマッシュ、が奈良岡功大選手のプレーの精度を高めています。

また、ラケットを持っていない左手を上手く使うようになりました。
以前は左手をあまり活用しないフォームでしたが、コーチがアドバイスをされたと思います。
奈良岡功大選手はこのペースなら東京オリンピックで男子初のメダルを獲得すると思います。
それも金メダル・・。

復活、いや復権に向けて!桃田賢斗(NTT東日本)。

今回取り上げると言う選手は、去年とある不祥事で話題になり、この日ようやく日本代表候補に名乗りを上げたあのモモケンこと桃田賢斗選手。
違法賭博に田児賢一選手と出入りすることになり謹慎処分を受けたあの桃田賢斗選手。

その桃田賢斗選手が、日本ランキングサーキットに男子シングルスに出場し優勝した。
日本代表がスティルマンカップと言う団体戦で惜しくもベスト4、もし不祥事を起こさずに過ごして出場してたらと思うと残念です(1ファンとして)。

去年の出来事のせいで、あまりプレースタイルなどは知れ渡っていないかもしれません。
桃田賢斗選手の比較的若かりし頃は、テクニックや技巧走るテクニシャンなタイプでしたが、高校卒業前後あたりから体が大きくなり、スマッシュをコースに決めると言う能力もたけています。
サウスポーからの高速のスマッシュと、世界でも上位のネット前のテクニックを使いこなして世界ランキング2まで上り詰めました。

桃田賢斗選手は年齢的にもまだまだ若いので、まだまだ選手生活が続けられる選手であります。
もしかしたら東京オリンピックにはむしろ間に合わない可能性(規定やマスコミ、世間の目に潰される危惧・・実力で乗り切るとは思うが)もありますが、その次のオリンピックでも日本代表のエースとして活躍していると言う事は今からの練習次第ではあるかもしれません。
頑張ってもらいたいものです

国内復帰!再春館製薬、フジガキペア藤井瑞希選手。

2012年夏ロンドンオリンピックでフジガキコンビこと藤井垣岩ペアが銀メダルを獲得しました。
同年の全日本総合の決勝で垣岩選手が足を負傷して棄権して以来の再結成となる。

ちなみにその時の相手はあのタカマツコンビいわゆる後の金メダリストである。
この試合は明らかに藤井垣岩ペアが押せ押せ、楽勝ペースだったので今思うと時の流れって不思議なものだなぁと実感します。

再結成の転機はやはり熊本の震災になります。
彼女は高校は福原愛ちゃん(卓球の)の同級生つまり青森山田高校ですが出身は熊本です。
推測ではございますが、銀メダルをとって全日本総合でアクシデントで優勝だったために燃え尽きてしまったのかなあと言う藤井選手の奮い立たせるきっかけによくも悪くもなったのが熊本を震災かなぁと思います。

再結成するまでは、なんとドイツのリーグでプレーをしておりました。
最近は海外もバドミントンのリーグが展開していて、日本人選手が海外のリーグに参加する先駆けとして活躍をしておりました。
(あの田児賢一選手も今は海外、マレーシアの選手です)。

プレースタイルとしては、垣岩選手が後衛、藤井選手が前衛の司令塔と一応は区別されますが、どちらも後衛の強打の得意な攻めの選手なので、力強いプレーでコンビを押し切って欲しいです。
あの全日本総合の時のように… 。

熊本の人のために!バドミントン再春館製薬、山口茜選手。

2016年夏、リオオリンピック女子バドミントン。
タカマツコンビの金メダルに湧いた女子ダブルスの裏で女子シングルスでは、日本人同士が準決勝をかけて戦うことになってしまった。
奥原希望選手が、山口茜選手に勝ち準決勝進出を決め結果的にこれが銅メダルの決戦になってしまいました。

山口茜選手は、非常に感謝を重んじるコメントをしたのが非常に印象に残っている。
「やっぱりみんなそうだと思いますけど、いろんな人だったりの思いを背負ってやってきたと思うのでその人たちの思いを叶えられなかったと思うとそれはちょっと悔しいです」
と涙ながらにコメントしていました。

山口茜選手は、福井県勝山中出身ですが、あえて名門校にいかず勝山高校選んだのは、彼女が地域を重んじていると言う証明と思われます。
バドミントンオタクの間では自力の仲間に非常に可愛がられていたと言うのは有名な話です。

そんな中、高校卒業後は、再春館製薬に就職し実業団選手として頑張っていこうとした矢先に、熊本で地震が起きてしまいました。
再春館製薬は、熊本に本社があり、熊本の地震で地域に甚大な被害をもたらしました。

山口茜選手の場合は、きっと地震が起きてなくても地域のために頑張ると思いますが、地震が起きたことによって彼女に大きな使命感、地域の人に感動をもたらすために全力で戦ってきて負けてしまったのでこのようなインタビューになったと思います。

プレースタイルは、体が小さいのでシャトルの下に入り込むのが早く、シャトルの下に早く入り込むことで結果的に多彩なフェイントを掛けることができます。
しかし体が小さい分体力の消耗が激しく、また端から端まで動くのに他の選手より歩数がいるのでシングルスに決して向いている選手ではありません。

しかし山口茜選手の場合は、尋常じゃない位のスタミナと、男子選手並のスマッシュを打つことができるので日本でも世界でもランキング上位をキープしていると思います。
小さい体を全力で使い世界ランキング3位まで上げてきました。
次回の東京オリンピックでは金メダルが期待されます。

渡辺勇大選手、ふてぶてしいメンタルは東京でメダルを獲得するはず!

前回のリオオリンピックでは早川選手と組んで残念ながら、早川選手の腰痛の発症の為に準々決勝で敗退してしまった遠藤選手。
その遠藤選手が新しく、早川選手の引退に伴い新しくペアを組んだ選手が、渡辺勇大選手。
勇大と書いてゆうたと読みます。

渡辺勇大選手の特徴は、プレースタイルのさることながらとにかくメンタルがすごい。
全日本総合2016、男子ダブルス決勝、実は保木小林組にマッチポイントを先に獲得しながらも、逆転負けしてしまうのですが、ここで渡辺勇大選手のメンタル、というかふてぶてしさ全開なシーンがあります。

遠藤渡邉組のチャンピオンシップポイントを迎えた場面。
白熱した長いラリーの最後に、バックラインのギリギリ地点にシャトルが、渡辺勇大選手の背後に飛んでいきました。

シャトルが地面に落ちる直前に渡辺勇大選手は 悠然と見送りガッツポーズをします。
しかし実際に判定はイン、テレビで見ておりましたが、渡辺選手はアウトかと思いガッツポーズをして判断ミスをしたと思っていましたが、どうやら微妙だった(と言うより心ん中で多分インやろなと)ので線審にわざとアウトをアピールしていたと思われます。
実際のところはどうかわかりませんが、判定の後に明らかにそやろなぁと言う反応をしていたので。

この試合でも、10歳以上年上の遠藤選手に遠慮することなく、ふてぶてしいフェイントや強烈なスマッシュを叩き込んでいました。
次回東京では、ペアが遠藤選手とは限りませんが(年齢差もあるが実際に早川選手が数野選手とペア解消して遠藤選手と組んでいると言う事実もあるので)おそらく渡辺勇大選手はそのふてぶてしさとフェイントと早いドライブでメダルを強奪くれると思われます。